数字選択式全国自治宝くじに4月1日から新たにロト7が加わった。
ロト7は12月31日~1月3日を除く毎週金曜に抽選されるもので、
ジャンボ宝くじやtotoBiGと同じく1口300円。
1~43の中から異なる数字を6つ選ぶロト6に対して、
ロト7では1~37の中から同様に異なる数字を7つ選ぶ。
ロト6よりも数字の範囲が狭まるが選択する個数が増える為、
組み合わせは6096454通りから10295472通りに増大する。
難易度が増すことから、当選金もアップして、
ロト6の1等が2億円(キャリーオーバー時は最高4億円)に対して、
ロト7は1等が4億円(キャリーオーバー時は最高8億円)となっている。
細かい話となるが、全数字を的中させる1等以外はロト6・ロト7共に
ボーナス数字を組み合わせる内容となっているものが多く、
ロト6はボーナス数字が1つであることに対して、
ロト7はボーナス数字が2つとなっている。
ロト6の2等は「5個の数字と、1個がボーナス数字に一致」で、
ロト7の2等は「6個の数字と、1個がボーナス数字2つのうちの1個に一致」と
その形式上、ロト7の方が当てられる確率が高くなっている為に、
理論値ではロト6が1500万円に対して、ロト7が1000万円。
ロト6の末等が「3個の数字に一致」なのに対して、
ロト7の末等は「3個の数字とボーナス数字2つのうちの1個以上に一致」と
一番当たりやすい等級の難易度は上がっているのにどちらも賞金は1000円だ。
ココからは見ていると眠たくなる数字のオンパレードなので、
興味ある人以外は見てても眠くなるだけかもしれません…。
ロト6の各等級から詳細に見ていってみよう。
1等は6個全ての数字と一致させるモノで賞金約2億円、
6096454分の1なので、0.00001640297%で当選。
2等は5個の数字と1個のボーナス数字に一致させるモノで賞金約1500万円、
6096454分の6なので、0.0000984786%で当選。
3等は5個の数字と、残り1個がボーナス数字以外のモノで賞金約50万円、
6096454分の216なので、0.00354304321%で当選。
4等は4個の数字と一致させるモノで賞金約9500円、
6096454分の9990なので、0.16386574884%で当選。
5等は3個の数字と一致させるモノで賞金1000円、
6096454分の155400なので2.54902275978%で当選。
トータルすると約2.71654637269%の確率で何かに当選する。
一方のロト7の各等級の詳細は次の通り。
1等は7個全ての数字と一致させるモノで賞金約4億円、
10295472分の1なので、0.000009713%で当選。
2等は6個の数字と2個あるうちの1個のボーナス数字に一致で約1000万円、
10295472分の14なので、0.0001359821%で当選。
3等は6個の数字と一致させるモノで賞金100万円、
10295472分の196なので、0.00190374953%で当選。
4等は5個の数字と一致させるモノで賞金12500円、
10295472分の9135なので、0.08872832634%で当選。
5等は4個の数字と一致させるモノで賞金2000円、
10295472分の142100なので、1.38021841%で当選。
6等は3個の数字と2個あるうちの1個のボーナス数字に一致で1000円、
10295472分の242550なので、2.3558900456%で当選。
トータルすると約3.82688622726%の確率で何かに当選する。
つまり…ロト6よりもロト7の方が、
約1.11033985457%も多く何からの等級に当選する。
4月5日に1回目の抽選が行われて早くも1等の当選者が出現したわけだが、
賞金期待値を算出すると300円掛けても134円弱、44.6%程のリターン。
ロト6だと200円掛けて90円、45%程のリターンとなることから、
億万長者の夢を買うのではなく、確率を考えたギャンブルとして見るならNGだ。
まだ「買わなきゃ当たらない、でも買っても当たらない」ジャンボ宝くじの方が
期待値は300円掛けて145円、48.3%程のリターンがあるから、
実現できそうな気はする…が、億万長者はどれも夢のまた夢の話だ。