落札者だけが手数料や商品代金を支払う従来のオークションと違って、
ペニーオークションは入札するたびに数十円(相当のチップ)を支払うもの。
ペニオクはその仕組み上、
入札を繰り返すだけでバカにならない金額を取られてしまうことから、
「まだ上がるかもしれない」という考えで入札を控えることも多く、
かなりの安値なのに他の誰もが入札をしないまま
「通常のオークションよりも破格で商品を落札できる」可能性がある。
そういうこともあるので、
「定価の99%で落札できるなんて嘘に決まってる」とは言い切れないのだが、
入札ごとに手数料がかかるペニオクサイトを悪用した詐欺事件が発生し、
どうやら、安値では絶対に落札できないように仕組まれているらしく、
入札手数料だけを地道に削っていったり、
定価の何倍もする価格でようやく落札できるようなシステムになってたらしい。
2ch等では以前からステルスマーケティング(ステマ)って言葉が流行ってたが、
今回の詐欺事件を通じて、綾部祐二、小森純、熊田曜子、スカルノデビィ、
永井大、菜々緒、東原亜希、ほしのあき、松金ようこ達が実際は落札してないのに
「本当に安くで落とせた」という情報を発信してたことが発覚。
誰もが安くで落札できないなら利用者は当然の如く減るわけだが、
有名人タレントがブログに載せてしまうと、
「あの人も利用してて、実際に落札出来てるなら自分も利用しよう」と信用して
利用開始する人が多数出てしまうことに繋がる。
企業の宣伝であることを隠して商品を紹介するステマの存在が明らかになり、
上記の関与したタレントらが謝罪することになったわけだが、
ゴメンで許されるなら警察はいらないのだ。
どうするかの最終的な判断はその者の自己責任であるが、
嘘の情報を垂れ流す無能な有名人は詐欺に加担してることを認識しろと言いたい。
約1万3000人の芸能人ブログを運営するサイバーエージェントは、
このステマの対策として、広告であることを示すマークをブログ上に表示させ、
違反を繰り返した芸能人にはブログの利用を停止させることを決めたというが、
商品の感想とステマを見分けるのは困難と認めており、規制の効果は未知数。
当ブログもサンプルモニターとして商品の紹介を幾つもしている
形として一個人が「ある企業のある商品を宣伝するステマ」に分類されるだろう。
「タダで貰ったから」とか「良いように書かないと相手に悪いから」といって、
思ってもない情報を掲載する人もいるだろうが、
当サイトは「良いと思ったものは良い」「良くないと思ったものは良くない」と
使用した感想、メリット・デメリット等を感じたままに載せるようにしてる。
信じる・信じないとか良い・悪いとかではなく、
発信する情報が少しでも役に立つことを祈るばかりである。