2016-11-12

最大270,000,000,000,000,000個の水素

庶民Sは年に1000kmランニング、2000kmサイクリングで
運動不足やストレスを溜めてしまわぬよう健康に注意したり、
男であるが日焼け止めは勿論、化粧水を塗布、
ビタミン・ミネラル・食物繊維等を積極的に取り入れて腸内環境正常化、
美容水を浸したペーパーで顔をパック水素豊富水を飲用したり、
と美容も意識してピンピンコロリを目指しています(笑)

今回試した美容商品はKyo Tomoが製造・販売する真水素フェイスマスク。

真水素フェイスマスクとは

発売半年で販売累計10万枚を突破した真水素フェイスマスクは、
水または温水でフェイスシートを湿らせながら顔に密着させることで
水素分子が20分以上・最大で27京発生し続ける
世界初となる水素を発生する新型フェイスパックアイテムのことである。

体の隅々まで水素を行き渡らせる為に水素水として飲用する場合は
かなりの量を摂取する必要があって少々非効率的に感じる点がある一方、
水素は宇宙の全質量の約75%を占める最も豊富に存在する元素で
同時に皮膚から直接体内に浸透できる最小分子でもあることから
毛穴や汗腺を広げずとも水素パックや水素入浴で手軽に取り込める。

そのような考えから、この水素マスクを試すことにしたのです。

水素の話に入る前に

ヒトの身体は約60兆個の細胞からなっていて、
各細胞内に数十~数百のミトコンドリアが存在する。

ミトコンドリアは呼吸で取り込んだ酸素の90%以上を使って
生命維持と成長に必要なエネルギー(ATP)を生成しているが、
生成の過程で酸素量の0~2%程が活性酸素になってしまう。

※活性酸素の産生は老齢細胞程増加傾向にあるらしい
一説には「病気の90%は活性酸素が原因である」と言われるほど
活性酸素と聞くと悪いイメージしか沸いてこないかもしれない。

しかし、コレステロールの善玉・悪玉の関係のように、
身体内にバクテリア侵入した際に感染症になることから防ぐ為に
細菌分解目的で白血球が活性酸素を産生・放出したり、
がん細胞を殺す際にNK細胞が活性酸素を使ったりすることもあるので、
「活性酸素は絶対悪」だから何が何でも体内から追い出さないといけない
ってモノばかりではないことを予め断っておく。

ただ、主に4種に分類される活性酸素のうち「ヒドロキシルラジカル」
と呼ばれる悪玉活性酸素の代表にあっては、
反応性・酸化力が非常に強くて細胞に損傷を与え得る有害性がある。

様々な物質に対して非特異的な化学反応をもたらして
生活習慣病や老化を促すなどと生体にとって悪い作用しか起こさないので、
コイツは体外へ除去するに越したことはないのだが、
従来からよくある抗酸化物質で有名な
ビタミンEやカテキン、ポリフェノール、アントシアニン等でさえ
困ったことに悪玉と一緒に善玉の活性酸素をも除去してしまうという。

ココで今回の主役となる水素の登場というわけです。

水素の魅力とは

水素がビタミンCやβカロテン等の抗酸化剤と決定的に異なるのは、
水素は「老化や病気の要因の一つ『酸化』」に対する抗炎症・抗酸化作用や
外部刺激に対して過剰に反応する即時型アレルギー等の
身体に有害な悪玉活性酸素のみを選択的に除去してくれるということ。

 なぜ善玉を無害化することなく悪玉だけに反応するの?
 水素だけにそんな都合の良い話は本当にあるの?

そんな疑問は当然湧いてくるので補足説明しておくと、

 ・悪玉活性酸素は他の物質と結合する力が非常に強い
 ・水素は結合力が弱い=結合力の強い悪玉活性酸素以外は反応しにくい


以上から、マイナス電子が欠けて不安定なヒドロキシルラジカルは
マイナス水素電子を持っている水素分子と反応しやすい
というたまたまの結果論的な話らしい。

そして電子が揃って安定すると、
無害な水に還元されて、汗や尿等となって体から排出されるだけ。

水素は薬と違って摂取し過ぎても副作用等の悪影響はなく、
仮に悪玉活性酸素よりも水素分子の方が多かったとしても
呼気等と一緒に水素が体外へ排出されるので、
水素の摂りすぎだけに関して言えば何の問題もない。

最後に少し引っ掛かる書き方をしたのは、
例えば水素水として飲用する場合は摂り過ぎによる問題が発生し得るから。

水素水の落とし穴とは

水素を摂取し過ぎても問題ないのに、
水素水として摂取する際に発生し得る問題とは何なのか?

ソレは水素水の「水素」が原因ではなくて、「水素」の入った「水」側にある。

体重1kg当たりの必要水分量というのがあり、
60kgの成人が摂取すべき量は日に約3リットルと言われているが、
実は日に5~10リットル程度(諸説有)摂取するだけでも
血液中のナトリウム濃度が低くなる水中毒(低ナトリウム血症)が起きてしまう。

※夏場やス運動・労働等で多量の汗を掻いた場合は当然のこと上限は広がる
 軽度の低ナトリウム血症の場合は軽い疲労感やこむら返り程度であるが、
 重度になると脳へのダメージが多くなり意識喪失、呼吸困難となり
 実際水分の多量摂取により死者が出ているので、
 摂るほど体に良いと思ってコップ20杯も30杯も飲むのは控えましょう。

真水素フェイスマスク使ってみた

今回は水素パックの話なので水中毒になる心配はありません。

ズレてしまった話を真水素フェイスマスクに戻すとして・・・
開封してみると4つ折りの男女兼用フェイスマスクが3日分3枚。

マスクはサラサラに乾いており別々に剥がしやすいとはいえ
使用するマスクは1回に1枚しかだけなのだから、
4つ折りは3枚まとめてではなく1枚ごとにしてほしいかなぁ。

水素水と同じように徐々に水素が抜けていってしまうかもしれないから、
1枚だけ取り出して残り2枚は速やかに戻してパッキングしときました。

マスクは裏表どちらも同じ手触りで見た目も変わりなし。

「マスクを水で湿らせば新鮮な水素分子が20分以上発生し続ける」とあるが、
裏表を逆に付けてしまうと外向きにしか発生しなくなり効果がないので要注意!

使用上の注意にも書かれてるのでよく目を通しましょう。

 ・顔に乗せるマスクの面を間違えない。
 ・取り出したマスクはすぐに使用する。
 ・液が目に入らないように注意。万が一、入った場合は直ちに綺麗な水で洗う。
 ・マスクは不溶性なのでトイレなどには流さない。
 ・浴室で使用可能だが、浴槽の湯に浸けずスプレー噴霧か、湯をすくって湿らせる。
 ・開封後はチャックして、高温多湿・直射日光を避け、子の手の届かない場所で保管。
 ・冷蔵庫で保管しない。



袋裏面のイラスト図にあるようにマスク上部のつまみを左手で持って顔に付けると、
そのままだとマスクが乾いていて貼りつくことなく落ちてしまうことから、
天井を見上げる姿勢で乗せるか、マスクを付ける前に顔を濡らしておきましょう。

風呂場で行う場合は顔以外に水が付こうが下に水が垂れようが気にしなくて良いが、
服を着て部屋に居る状態で使用する場合は顔以外がボトボトになるかもしれない。

先に書いたような「予め顔を濡らしてからマスクを付ける」やり方だと
顔にマスクを貼り付けること自体に問題なくても
顔から垂れた水分で床を濡らして嫌な思いをするかもしれないので、
顔を濡らすのではなくてマスク自体を濡らして密着させた。

尚、予め湿らせてない顔に乾いたマスクを置いてから
付属のアトマイザー(スプレー付き容器)をシュシュッとするやり方だと
顔にマスクが貼り付くまでにかなり時間掛かってしまうので、
アトマイザーは貼り付けたマスクが乾き始めて
もう少し水分を追加したいなっ時に使う位で良いと思います。

裏表を間違えていなければ
真水素フェイスマスクから発生した水素分子が皮膚から浸透するので、
密着させた状態を20分キープするだけでよい。

口コミを見てると、マスクがすぐに乾く、密着時間20分が長い等見かけるけど、
庶民Sは水のようなサラサラ系化粧水を水の代わりに使用したこともあってか
マスクが顔から剥がれ落ちるほどに乾くことはなかったし、
ネットサーフィンしながらだったので30分はあっという間でした。

「20分で顔全体の真皮層に直接水素が行き渡る」と表記されてるのに
30分間も付けてたのは「マスクから水素が30分以上発生する」とあったので、
単に20分で捨てるのはもったいないと思っただけです、はい(笑)

真水素フェイスマスクの効果

水素が目に見える大きさでなければニオイもあるわけではないので
付けてる間「ホントに今マスクから水素出てるのかな?」と不安もあったけど、
マスクを外すと気持ち悪いほど肌が白かったので変化はあった模様。

この水素マスクを付けることによって、

・肌がツルツルすべすべになって化粧乗りが良くなった
・肌の色がワントーン明るくなってシミが薄くなった


というような口コミを多数見かけることから
大体の人に同じような効果が期待できるものと思われるが、
庶民Sは元々化粧しないので年中スッピン男なので
化粧ノリの変化については比較できません。

ワントーン明るくなったという他者さんのコメントは
肌が白化していた庶民Sと同様の変化と思われる。

3回実施しての変化はいずれも肌の白化とマスク密閉によるモチモチ化で、
試せる3回分ではそれ以外の即効性を実感することはできなかった。

楽天で1か月15枚入りのが見つかったので、
変化を見るために1ヶ月分延長してみることにしようかしら・・・。

水素水に関する学術論文を要約しているページにもあるように、
水素は数多くの研究や動物実験が行われていて
アルツハイマー・パーキンソン病その他脳疾患への効果、
血行促進、血圧や動脈硬化の改善、免疫力向上等の効果が出ているものの、
人体内での水素の働きが完全に解明されていなくて
今後に期待されているという段階のもの。

水素だけに頼り過ぎてしまうのはどうかと思うので、
美容の選択肢の一つとしてもう少し様子を見て、今後の進展に期待したい。

以上、おしまい。

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